日本人に多い「気にしい」気質な人。
強がっている「隠れ気にしい」な人も少なくないはず。
そもそも「気にしい」な人の心理や原因は何なのか、
解説していきます。
モヤモヤしていることを言語化されることで
スッキリするはずなので、ぜひ読み進めてみてくださいね!
「気にしい」気質な人の3つの心理
1:自己価値観が安定していないから
傷つくことの不安が背景にあるタイプです。
心が傷つきやすいということは、
自分に価値があるという感覚が不安定だから。
例えば、次のような場面で傷つきます。
・皆ができたことを自分は出来なかった
・人前で怒られた
・軽く扱われた
・劣等感など触れてほしくないことを言われた etc
つまり、
自分に価値があるって実感したいし、
自分の価値を高めていきたいという欲求が働き、
自己価値観や自己肯定感を守ろうとする心理が
傷つくことを気にして、
どうすれば気にしないで済むのかを考えているのです。
自己価値観(自己承認欲求とも言い換えられますね)の
欲求は強いからこそ、それが貶められないように
無意識にそうならないよう防御しているのですね。
2:自分への評価を過剰に気にするから
いつでもどこでも自分が評価されていると感じます。
雑談や談笑をしている時でさえ、敏感です。
なぜなら、
他者からの評価を過剰に意識してしまうのは、
それにより自己価値観が不安定に揺れるから。
自己価値観を守ったり高めようとしているのに、
現実の自己価値観が低く感じられると、
過剰な努力をして心身ともにボロボロになってしまいます。
3:嫌われたくないという不安が強すぎる
幼い頃、母から愛されていると実感することで
安心感を得ることができるのですね。
そして、大人になると培った安心感とともに
自由に自分を表現できるようになるそうです。
しかし、この愛情を受ける欲求が満たされていないと、
「基底不安」という不安に襲われてしまうのです。
※基底不安とは・・
この世界に守ってくれる人も頼れる人もいなくて、
たった一人でいるのだと思う子供の不安。
精神分析学者 アンナ・ホーナイが提唱。
子供の頃に親から十分な愛情を受けていないと、
この社会への恐怖・不安から逃れようと
周囲の人に対して強く愛情を欲求するようになるのです。
だから、受け入れてもらえなかったりすることを
必要以上に恐れて、
人に好かれようと必死になってしまうのですね。
だからこそ、誰からも非難されないように
いい子でいようと努力していたし、
優秀になって称賛や受け入れてもらうために
勉強や部活も頑張っていたし、
傷つけられないように虚栄心ばかり
はっていた過去があります・・(恥)
4:裏側に自己中心性があるから
この事実に辿りついた時、とっても驚きました!
他者から評価されていると感じていたのに
自分の「気にしい」な思い込みとは逆に
「周囲の人は私に注目している!」と自分中心に
捉えているということに気づいたからです。
「私は人から注目される人間なんだ」と
思い込んでいたからです。
本当は自分に自信がないのに、
「私は優れた特別な人」だという意識をもっていたの。
気付いた時、とっても恥づかしかったのを覚えています(笑)
以上が、「気にしい」気質の人がもつ心理です。
ご自身の今までと覚えのある経験、ありませんでしたか?
次の回では、実際に「気にしい」と上手く付き合い、
脱却する方法をお伝えしていきますね^^
みさと